■2年連続でANA帰りから優勝者が生まれる 伏兵は黄金世代“6本目の矢”
昨シーズン、平均バーディ数と平均パット数(パーオンホール)両方でトップ5に入ったのはジエと鈴木の2人。とくれば優勝候補は必然的にこの実力者2人に絞られる。
特に昨季両部門で1位、さらにディフェンディングチャンピオンとくれば鈴木のほうに分があるとみる。今季すでに1勝を挙げているうえに、今年はANAからの強行軍ではないため、コンディションも去年以上で迎えられそう。
さらに特筆すべきは鈴木の得意大会への強さで、通算10勝のうち「日本女子プロゴルフ選手権コニカミノルタ杯」、「ほけんの窓口レディース」でそれぞれ2勝ずつ、さらに今大会と「アース・モンダミンカップ」、「ヨコハマタイヤ PRGRレディス」の3試合が優勝&2位を経験。好相性ぶりを考慮するとさらに連覇の可能性は高まる。
ジエの気になる点は、やはりアメリカからの弾丸スケジュール。だが、昨年の鈴木愛はその流れで優勝しているし、ジエ自身も今年のダイキンでは、前週にオーストラリアで試合に出場し、そのまま練習ラウンドなしで5位フィニッシュを果たしている。大きな障壁にはならず、ここらで今季初勝利…ということも十分に考えられる。
