そのゴルフ堅実につき 権藤可恋のスイングを連続写真で見る
トップ10を4回記録するなど2860万円あまりを稼ぎ出し、賞金ランキング39位で初シード入りした権藤。初優勝が期待できる選手として、今季注目の1人だ。
飛距離が出るほうではないが、フェアウェイキープ率は17位。「曲がらないですね。スイングのリズムがよく、フェアウェイに置いてゴルフを組み立てていますね」と目澤氏。ゆったりとした大きなスイングが特徴だ。
「これだけトップのポジションが大きくて体が回っていると、リズムが大事。そこが長けているのでしょう」と話すように、リキみが感じられないスイングで安定したボールを放つ。そんな中で特徴的なのは、「ダウンスイングでクラブが体に引きつけられるところ」と目澤氏は指摘する。
クラブが体の近くを通ることで何が起こるか。結果的にヘッドが暴れることなく、フェース面も暴れずに、「自分の飛ばしたい方向にしっかりとクラブを向けられている」という。そして、これを可能にしているのが、切り返しからダウンスイングにかけての腹筋だ。