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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】2019年は2試合減の36試合!?

【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】2019年は2試合減の36試合!?

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2018年12月19日 12時17分

先週、書いたように、トーナメント開催申し込み締め切りは、何度も何度も延期された挙句、12月13日の17時が最終締め切りとされていた。しかし、この時点でまだ、納得できない大会が複数あったという事実がある。開催協約書とともに提出する放映権に関する覚書に、違うことを書き加えたりしたものを提出し、突き返されるという攻防が繰り返された挙句、押し切られて時間切れとなった大会がいくつもある。

LPGAが放映権を持ち、経済的基盤を確立させること、インターネットの生配信で国内外に広くそれを伝えるという方向性はまちがっていない。だが、インターネット生放送をうたいながら、テレビ放送が録画の場合、LPGA公式ウェブサイトの速報が途中でストップするという悪習慣は、今までと変わらない予定とするなど、矛盾も残る。せっかく放映権の帰属を主張し、ひとまず“勝ち取った”のなら、まず、いの一番にするべきなのはファンに喜んでもらえることのはずだ。

会員である選手たちへの詳細説明も「これから」という状況に対して、一部で不満も噴出している。長い目で見れば、自分たちで放映権を持つことは会員にとってメリットがあるが、目先のことだけを考えれば、2試合減ったというデメリットも感じられる。

今日(19日)は、今年、活躍した選手たちが勢ぞろいするLPGAアワードが華やかに行われる。その裏で翌日に控えた理事選挙に向けた動きも活発に行われるはずだ。小林会長以下、現体制が打って出た大きな賭けに、会員たちがどんな答えを出すのか。それも含めて、このオフ、LPGAの状況からはまだまだ目が離せない。(文・小川淳子)

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