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「最悪…」の状況をひっくり返すナイスショット 初優勝へ新垣比菜の“視界が開けた”【最終戦出場者が選ぶ“今年の一打”】

「最悪…」の状況をひっくり返すナイスショット 初優勝へ新垣比菜の“視界が開けた”【最終戦出場者が選ぶ“今年の一打”】

所属 ALBA Net編集部
間宮 輝憲 / Terunori Mamiya

配信日時:2018年12月11日 12時08分

新垣比菜、起死回生の一打で初勝利を呼び込んだ
新垣比菜、起死回生の一打で初勝利を呼び込んだ (撮影:上山敬太)
LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」を終え、幕を閉じた今季の国内女子ツアー。今シーズン優勝者、賞金ランク25位以上など精鋭のみが出場できる大会の狭き門をくぐって出場した選手たちに、“今シーズン一番印象に残っている一打”を挙げてもらった。今回は、4月の「サイバーエージェントレディス」でツアー初優勝を飾った新垣比菜

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高校2年時の2015年に、ステップ・アップ・ツアーの「ラシンク・ニンジニア RKBレディース」で史上3人目となるアマチュア優勝を果たすなど、プロ転向前から将来を嘱望(しょくぼう)され続けてきた新垣。昨年のプロテストに合格し、今季ツアー本格参戦を果たした。

すると開幕から9戦目のサイバーエージェントレディスで、勝みなみ畑岡奈紗に次ぐ“黄金世代”3人目のレギュラーツアー制覇。実力を早々に証明した。そんな新垣が“今年の一打”に選んだシーンも、この優勝大会にあった。それが最終日の16番パー4で放ったセカンドショットだった。

2位に3打リードをつけトップで迎えた最終日は、ボギーが先行する苦しい展開となった。11番で3つ目のボギーを叩くと、ここで一時首位から陥落。しかし、15番のバーディで鈴木愛に並ぶトップの座に再浮上するなどデッドヒートが続いた。そんなヒリついた優勝争いを繰り広げながら、新垣は16番ティに立った。

だが、このティショットは大きく右方向に飛びラフへ着弾。しかも、ただのラフではなく、目の前が木で遮られる絶対絶命の状況に立たされた。

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