「誰を見たい?」と聞くと、返ってきた答えはやはり「石川遼くん」。2ホールだけだが、身近で見られたことで喜んでもらえた。ゴルフに詳しくない人に知られているのは、やはりスーパースターの証明といえるだろう。
1番ティグラウンド後方のギャラリースタンドで何組か見送った後、終盤は18番グリーン脇のスタンドで観戦したが、バーディーパットが決まった瞬間には手をたたいて喜ぶころには、彼女たちは立派なゴルフファンになっていた。
チャンピオンズブレザーを着て紙?製の優勝カップを持って撮影できるブースは、意外なほど喜ばれた。SNSで拡散してもらえたが、こうして、ゴルフをしない人の間に広がるのはごく自然な形だろう。
日本代表育成のためと言う名目で500円以上のチャリティーになっているパッティングチャレンジも、楽しいアトラクションだったようだ。パターすら初めて持った人にとっては「ゴルフをした」という貴重な体験になる。
仮設ながら驚くほどきれいだったトイレ、タイミングさえよければそれほど並ばなくていいフード売店など、いい感じに過ごせた日曜日。ギャラリー数が8011人と聞いて納得したが、興行という面を考えれば、このままでいいとは思えない。