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【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】ギャラリー初心者が教えてくれたこと

【小川淳子の女子ツアーリポート“光と影”】ギャラリー初心者が教えてくれたこと

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2018年10月16日 19時15分

ゴルフトーナメントを見に行けば楽しいが、課題は?
ゴルフトーナメントを見に行けば楽しいが、課題は? (撮影:村上航)
「わぁ!広くて気持ちいい!」、「こんな近くで選手が見られるんだ〜」、「わ〜い!サインもらっちゃった。隣にいた子供には『ゴルフするの?』って聞いて、グローブにサインしてあげていたよ。スゴくいいよね」。いずれも、はじめてゴルフトーナメントを見に行った人の感想だ。

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先週行われた日本オープン最終日の横浜CCは、朝がた雨が少しちらついた程度で、午後には日差しが降り注ぐまずまずの観戦日和。休眠ゴルファー1名、ゴルフ未経験者1名とともに見に行くと、いつもの取材では気づかないことが、山ほど見えてきた。彼女たちの言葉には、いずれもゴルフ業界の人間が耳を傾ける価値のあるものばかりだった。

スポーツ観戦の中でも、ゴルフだからこその“売り”には、素直に感動してくれた。コースの気持ちよさ、自由に歩き回れる楽しさ。プレー中の選手との距離の近さや、ホールアウト後の選手の気さくさ(これは、選手の態度次第ではマイナスポイントにもなる)などなど。

では、ゴルフならではのマイナスポイントはどうだろう。まず「何にもわかんないけど行っても大丈夫?」と聞かれるのには驚いた。お客さんだというのに、自然に気を遣わせてしまう。このハードルの高さこそ、最も考えなくてはならない点だろう。

「ルールがわからない」、「ボールの行方が目で追えない」点。前者は、他のスポーツ観戦でも十分にあることだが、広いフィールドに選手が散らばっているゴルフでは、そういう観客もいる前提でのインフォメーションがもっと必要だろう。日本オープンでは選手の居場所アプリもあったが、これも、見る人がゴルフをわかっている前提でのもので、流れがよくわからない人には何が何だかわからない。後者については、慣れが必要だが、グリーン側から見ることで、まずは事なきを得た。

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