飛ばしたいという気持ちを抑えながらのプレーには、「モヤモヤしています」とも話す。それでも「“飛ばし一筋”という歳でもないですし、クラブの進化によって、みんなユーティリティでバーディを取ってくる時代になってきている。私も見習わないと」と、ゴルフへの考え方にも変化が生まれている。
「ドライバーに関しては、言い訳というか『ケガしているから飛んでないんだよ。別に調子が悪いからじゃない。わざと、わざと』って感じでやっています」。笑いを交えながらも、自分に言い聞かせるように力感を抑え続けた。「それは完遂できた」と安どの息をもらす。
優勝した19年大会と会場は異なるが、トーナメントの看板などを見ると「元気が出ます」と笑顔を見せる。しかし、優勝後に出場した21年、24年、25年はすべて週末に進めていない。「毎年予選落ちをしているのにチャンスをくれる大東建託さんには、本当に感謝でいっぱい。今年は絶対に予選を通りたい」と意気込む。
親友の青木瀬令奈も「67」をマークし、上位に名前を連ねている。「一緒に3日目、4日目に一緒に優勝争いをして、“サムライ青木”を見たいですね」と、生き生きとした表情を見せた。ケガと向き合いながらも、灼熱の舞台で熱い戦いを繰り広げる。(文・高木彩音)
