日本ゴルフトーナメント振興協会(GTPA)は11日、2025年の「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」(新人賞)と「特別賞」の受賞者を発表した。
新人賞はツアー初年度から2シーズン以内で、来季シード権を獲得した選手のなかから、人格面並びにマナー、エチケット、将来性を加味して選考される。男子は下家秀琉(しもけ・すぐる)、女子は菅楓華と荒木優奈が選ばれた。
下家は10月「バンテリン東海クラシック」で初優勝を飾り、賞金ランキング17位で終えた。爆発力や予選落ちの少ない安定した成績などに、さらなる活躍への期待が評価されての受賞となった。
菅は今季序盤から上位争いに加わり続け、9月「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」で初優勝。メルセデス・ランキング4位で初シードを獲得した。ルーキーの荒木は9月「ゴルフ5レディス」で初優勝。ランキング7位で終え、プロ1年目から存在感を示した。
めざましい活躍とともに大きな話題を提供し、ゴルフ界の振興・発展に寄与した選手に贈られる特別賞には、ともに海外メジャーを制した西郷真央(シェブロン選手権)と山下美夢有(AIG女子オープン)が選出された。山下は2022年に続き、2度目の特別賞受賞となった。