＜三井住友VISA太平洋マスターズ　2日目＞◇14日◇太平洋クラブ　御殿場コース(7,246ヤード・パー72)

　静岡県にある太平洋クラブ御殿場コースで開催されている「三井住友VISA太平洋マスターズ」の2日目。

　初日に引き続き快晴に恵まれ、富士山を望む絶好のコンディションの中、単独首位からスタートした石川遼だったが、この日は初日と打って変わって我慢のゴルフ。出だし2番でボギーを叩き早々に首位から転落すると、8番もボギーとし2つスコアを落として前半を折り返す。後半、12番でこの日初のバーディを奪うと、初日に続き17番、18番を意地の連続バーディで締めるも、スコアを伸ばせずトータル6アンダーで8位タイと、リーダーボードの頂上から5合目まで後退してしまった。

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　「縮こまったゴルフになってしまった」と2日目を振り返った石川。「体重移動が上手くいっていなくて体の稼動域が狭くなっていました。そのために距離感だとか方向とかが悪くなっていた」と失速の具体的な要因を挙げていた。しかし、そのスイングの問題点に気づいたという終盤はきっちりと修正を施し、連続バーディフィニッシュ。スコアこそ伸ばせなかったものの明日以降につながる終わり方ができた。もう一度一番高い場所を目指し決勝ラウンドに挑む。

　予選同組でラウンドした今田竜二については「テレビで見ても小技が上手いと思っていました。アプローチショットをする機会があれば見させてもらうようにしていました。手の通る位置が低くてスムーズで、いつでもリズムが同じ」と、PGAツアーを制した世界の技に舌を巻いていた。その今田はこの日6つスコアを伸ばす猛チャージをみせ3位タイに浮上。石川が熱望する最終日同組は実現するのか、こちらも注目だ。