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国内男子
遼、最後まで攻めてつかんだプロとして初のツアー優勝!
遼、最後まで攻めてつかんだプロとして初のツアー優勝!
配信日時: 2008年11月2日 11時30分
<マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 最終日>◇2日◇ABCゴルフ倶楽部(7,217ヤード・パー72)
兵庫県にあるABCゴルフ倶楽部で開催された国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の最終日。石川遼がプロ転向後初のツアー優勝を逆転で飾った。首位の深堀圭一郎に3打差の単独3位でスタートした石川は4番、5番の連続バーディで早々と追いつき、直後の6番で再び突き放されるも、その後スコアを落とした深堀を15番、16番の連続バーディで一気に逆転。最終18番パー5では2打目を池に入れるピンチに陥るも見事なウォーターショットを成功させ、外せばプレーオフのパーパットを落ち着いて決めて通算2度目、プロとなってからは初のツアー優勝を手にした。
宣言どおり最後まで攻めてつかんだ栄冠だった。2位深堀に2打差をつけて臨んだ18番ティグラウンド。「ティアップするときに手が震えた」と言いつつも迷わず振りぬいたドライバーショットは、280ヤード付近のクロスバンカーをキャリーで越えるビッグドライブ。一方深堀のティショットは右サイドの木の根元へ。深堀にはヨコに出すしか選択肢はなかった。これを見て誰もが当然レイアップするものと思った2打目、石川は果敢に狙っていった。結果、わずかにショートしたボールは短く刈り込まれたスロープをコロがって無情にも池の中へ。しかし、規格外の17歳にはこのミスさえ織り込み済みだった。「最終日にウォーターショットを見せることができてうれしい」と言ってのけた笑顔には少年の無邪気さとトッププロの風格が同居する。
しかし、これで3勝目、4勝目も遠からず…という周りの期待とは裏腹に本人は至って謙虚。「プロになってから、今までで、いろんなツアーに出て、いろんなコースでゴルフをして、ゴルフの難しさとか自分の気持ちのコントロールに苦しんできて。この優勝があったからといってポンポンといくとは思えないし、これから上手くなるためには、もっとつらいときもいっぱいあると思うし、そのときにどれだけ周りの人と頑張っていくかということが、これから必要なことだと思う」と決意を語った。その努力の先に、「諦めないで頑張っていけば、必ずこういうことはたまにあるのかな、と思いますね」。
謙虚さの中に垣間見える底抜けのポジティブさが、否応なく17歳への期待を大きなものにさせる。
単独首位スタートの深堀圭一郎は、今日1つスコアを落としトータル8アンダーの単独2位。最終18番、ティショットを木の根元に打ち込むトラブルから見事バーディを奪取し、ベテランの意地を見せた。単独2位スタートの広田悟は今日3つスコアを落としてトータル5アンダーの単独3位に終わった。
兵庫県にあるABCゴルフ倶楽部で開催された国内男子ツアー「マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント」の最終日。石川遼がプロ転向後初のツアー優勝を逆転で飾った。首位の深堀圭一郎に3打差の単独3位でスタートした石川は4番、5番の連続バーディで早々と追いつき、直後の6番で再び突き放されるも、その後スコアを落とした深堀を15番、16番の連続バーディで一気に逆転。最終18番パー5では2打目を池に入れるピンチに陥るも見事なウォーターショットを成功させ、外せばプレーオフのパーパットを落ち着いて決めて通算2度目、プロとなってからは初のツアー優勝を手にした。
宣言どおり最後まで攻めてつかんだ栄冠だった。2位深堀に2打差をつけて臨んだ18番ティグラウンド。「ティアップするときに手が震えた」と言いつつも迷わず振りぬいたドライバーショットは、280ヤード付近のクロスバンカーをキャリーで越えるビッグドライブ。一方深堀のティショットは右サイドの木の根元へ。深堀にはヨコに出すしか選択肢はなかった。これを見て誰もが当然レイアップするものと思った2打目、石川は果敢に狙っていった。結果、わずかにショートしたボールは短く刈り込まれたスロープをコロがって無情にも池の中へ。しかし、規格外の17歳にはこのミスさえ織り込み済みだった。「最終日にウォーターショットを見せることができてうれしい」と言ってのけた笑顔には少年の無邪気さとトッププロの風格が同居する。
しかし、これで3勝目、4勝目も遠からず…という周りの期待とは裏腹に本人は至って謙虚。「プロになってから、今までで、いろんなツアーに出て、いろんなコースでゴルフをして、ゴルフの難しさとか自分の気持ちのコントロールに苦しんできて。この優勝があったからといってポンポンといくとは思えないし、これから上手くなるためには、もっとつらいときもいっぱいあると思うし、そのときにどれだけ周りの人と頑張っていくかということが、これから必要なことだと思う」と決意を語った。その努力の先に、「諦めないで頑張っていけば、必ずこういうことはたまにあるのかな、と思いますね」。
謙虚さの中に垣間見える底抜けのポジティブさが、否応なく17歳への期待を大きなものにさせる。
単独首位スタートの深堀圭一郎は、今日1つスコアを落としトータル8アンダーの単独2位。最終18番、ティショットを木の根元に打ち込むトラブルから見事バーディを奪取し、ベテランの意地を見せた。単独2位スタートの広田悟は今日3つスコアを落としてトータル5アンダーの単独3位に終わった。
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