フェースとボールの間に芝が挟まることによりスピン量が減ってボールが飛びすぎる“フライヤー”もしにくいのが特徴だが、1番では「距離感を合わせられた」と左ラフから100ヤードを1.5メートルにつけてバーディ。「このライならこうフェースを開いて、こう振ったら、こういう当たりが出るかなと予想がしやすい。逆に今は高麗芝のラフはブランクがあるので練習が必要ですね(笑)」。海外を主戦場に過ごしてはや3シーズン。難しい洋芝のラフからの対応は日本ツアーメンバーにはないPGAクオリティだ。
「正直ここまでのスコアで2日間回れると思わなかった。僕はこのプレースタイルが輪厚に合っていると思う。ドライバーで打っていく道筋も見えている。ティショットでアドバンテージを取りたいし、基本的には強気にいく」。どこか攻めにくい印象の合った輪厚も、洋芝のラフも恐れるものは何もない。首位と4打差を追いかけるムービングデーは、攻めの気持ちもさらに強くなる。