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石川遼はOB“トリ”で流れが変わり4打差8位に後退 1オーバーで収めて「なんとか耐えたかな」

首位タイから出た石川遼は、3バーディ・1ボギー・1トリプルボギーの「73」とスコアを1つ落としてトータル3アンダーでのプレーとなった。

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2023年7月28日 19時01分

<日本プロゴルフ選手権 2日目◇28日◇恵庭カントリー倶楽部(北海道)◇7441ヤード・パー72>
 
首位タイから出た石川遼は、バーディ先行で伸ばしたものの6番パー4のティショットをOBとするなどトリプルボギー。その後はパープレー。3バーディ・1ボギー・1トリプルボギーの「73」とスコアを1つ落としてトータル3アンダー。首位と4打差の8位タイで週末を迎える。

スタートホールの1番でバーディを奪うと5番でも伸ばしたが、続く6番パー4で落とし穴が待っていた。左ドッグレッグホールで「ドローで狙ったが右に打ち出せなかった」と、狙いより左に飛び出して左に曲がり、土手にキックしてOBゾーンに消えた。続く3打目は右に打ち出して急斜面の深いラフに入る。4打目はグリーンを狙えずフェアウェイに出し、5打目はピン手雨8メートルほどに乗せて2パットのトリプルボギーで一気に後退した。

前日は思った通りのスイングができていないと話し、今日のスタート前までに「スイングプレーンが自分の思っているところとズレていた」と修正に取り組んだ。序盤にチャンスメイクをしたアイアンショットは前日よりよくなったが、ロングゲームは時折イメージ通りのスイングができていなかった。

「(出だしは)いい感じではあったんですけど、OBあってトリプルからずっと流れが悪かったんで、その悪い流れをもっと悪くならないようにやるのが精一杯だった。なんとか耐えたかなという感じですね」と振り返ったが、バーディとした15番からの上り4ホールは「いいゴルフができたので、まだ週末に向けて臨みはあるかなと思います」。

第1ラウンドを終え、6番でOBを打ってから、コースのロケーションもあり今週はドローがうまく打てていないと体感。7番以降ドライバーはフェード目に打つことで想定内のショットが打てるようになったとも話す。

「昨日よりグリーンが少し硬くなっていました。週末もグリーンの硬さ次第でスコアは結構変わると思います。フェアウェイから打てることがアドバンテージになる」。フェアウェイを外すとショートアイアンでも距離をコントロールするのが難しい深いラフになる。グリーンが硬くなることが予想される決勝ラウンドは、フェアウェイキープの重要度はさらに上がる。この日のフェアウェイキープ率は14ホール中4回(28.5715)。決勝ラウンドは、まずフェアウェイに置いて巻き返したい。(文・小高拓)

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