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目指すは日本一の“虎”! 史上6人目アマVの蝉川泰果「どのタイガにも負けたくない」

目指すは日本一の“虎”! 史上6人目アマVの蝉川泰果「どのタイガにも負けたくない」

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年9月25日 18時05分

快挙! “タイガ”がツアーの歴史に名を刻んだ
快挙! “タイガ”がツアーの歴史に名を刻んだ (撮影:佐々木啓)
パナソニックオープン 最終日◇25日◇小野東洋ゴルフ倶楽部(兵庫県)◇7113ヤード・パー72>

2週連続優勝を狙う大槻智春、史上8人目の50代優勝を狙う宮本勝昌らとの競り合いを制したのは、東北福祉大4年生の蝉川泰果(せみかわ・たいが)だった。首位タイから出た蝉川は、8バーディ・2ボギーの「66」で回り、トータル22アンダーまで伸ばして最上位でフィニッシュ。昨年大会の中島啓太に続き、ツアー史上6人目のアマチュア優勝を遂げた。

蝉川泰果、インパクトの瞬間【スイング連続写真】

前日「61」の11アンダーをマークして勢いに乗る蝉川。タイトでOB杭が目立つコースであっても、ドライバーを多用するアグレッシブなプレーを見せた。スタートホールこそ「すごく緊張していました。手汗がすごくて…」とティショットは左に一直線に飛んで木の真下に行ったが、ライが悪い状況からでもグリーンをとらえて2パットのパー発進を決めた。

「2番からいい緊張感でできた」と2番パー5で3.5メートル、3番パー3では7メートルのバーディパットを沈めて首位に立つ。ドライバーショットは左に真っすぐ出るミスがたびたび出ていたが、「ボギーを叩かないマネジメントではなく、バーディを取るマネジメントをしていました。ショットが荒れている中で、しのげない部分もありましたが、昨日と朝の練習でショットは自信が持てる精度で調整して挑んだつもりでした。一つひとつのショットに不安はなかったです」とピンチを招いても焦ることはなかった。

9番パー4でボギーとして首位から陥落したが、10番パー4で5.5メートルのバーディパットを沈めると「行けそうな雰囲気がする」と手ごたえを感じる。攻める姿勢を崩すことなく、13番から5連続バーディ。一時は首位タイに4人が並ぶ大混戦から一気に抜け出した。2打リードで迎えた18番パー4は2メートルのパーパットを外してボギーとしたが、あふれ出る涙を抑えることはできなかった。

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