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09年の日本アマ覇者が10年ぶりの“最終日” 宇佐美祐樹「失うものはないので攻めたい」

09年の日本アマ覇者が10年ぶりの“最終日” 宇佐美祐樹「失うものはないので攻めたい」

所属 ALBA Net編集部
小高 拓 / Hiromu Odaka

配信日時:2022年8月7日 11時20分

宇佐美祐樹は金子キャディと二人三脚でここまで来た
宇佐美祐樹は金子キャディと二人三脚でここまで来た (撮影:岩本芳弘)
<日本プロゴルフ選手権 3日目◇6日◇グランフィールズカントリークラブ (静岡県)◇7219ヤード・パー71>

国内男子ツアーの第3ラウンドで、宇佐美祐樹が8バーディ・2ボギーの「65」をマークしてトータル6アンダーとし、前日の39位タイから6位タイに浮上した。プロ12年目、33歳の宇佐美はレギュラーツアーでは10年ぶりの決勝ラウンド。好位置で最終日を迎える。

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ゴルフファンなら宇佐美の名前を知る人もいるだろう。杉並学院高校出身で石川遼の先輩にあたる。高校3年時の2006年には「マンダムルシードよみうりオープン」で6位タイに入りその名を馳せた。JGAナショナルチームでもエースとして活躍し、2009年の「日本アマ」を制し、日本大学を中退して11年にプロ転向した。

プロ転向後は苦戦が続いた。ドライバーショットの不調から「ショットが暴れていてスコアを作れる状況ではなかった」。ツアーの出場権をかけたQTでは最終まで進めない年が続き、自力ではレギュラーどころか下部ツアーの舞台にも立てなかった。

試行錯誤を繰り返した。昨年末から今大会でキャディを務め、川崎市のゴルフスタジオでコーチングする金子達朗氏と二人三脚でスイング作りを行っている。弾道計測器などを使い、ボールが曲がる原因を解明。「インパクトでしっかり強く当てないといけない。インパクトの当て方を練習しています」とショットの安定感を取り戻したことで、ショートゲームの練習にも時間を費やせるようになり、戦えるゴルフを取り戻した。

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