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C・キムは15キロ、大槻智春は10キロ ダイエットで『18ホール戦い続けられる活力』を得る【ゴルフと健康】

C・キムは15キロ、大槻智春は10キロ ダイエットで『18ホール戦い続けられる活力』を得る【ゴルフと健康】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2022年7月20日 15時30分

「(2021年の)全米オープンの後に、溜まった疲れがなかなか取れず、コンディションも良くない状態に陥ってしまった。体重が増え過ぎるとケガが増えたり疲れが溜まりやすくなる。プロゴルファーは毎週プレーをするので、しっかりコンディションを整えて健康に過ごせるようにすることが大事だと思ってダイエットをすることにした」(チャン・キム

実際、ファスティングによって最初の1カ月半で体重は約4キロ減った。しかし、その後に食事の摂取を通常の時間帯に戻した結果、「ついつい食べ過ぎてしまうことが多くなった」。その後、また時間帯制限のファスティングを続けた。そして、2021年のシーズン開幕時には112キロだった体重が終盤には97キロとなり、半年間で15キロの減量に成功した。

「(減量によって)特にスイングが変わったイメージはない。でも、それをやっていると目覚めも体の調子も良くて、活力を一日保つことができていると感じられる」(チャン・キム

チャン・キムの最後の、『活力を保つことができると感じられる』との言葉はダイエットの効用を語るうえでとても重要だ。現在では、ダイエットは単なる減量に留まらず、体に活力を与え、そしてアンチエイジングに影響をすることが分かっているのだ。

カロリー制限と健康長寿の関連性を調べる研究として良く知られるのが、米国のウィスコンシン大学の実験報告である。アカゲザルを二つの集団に分け、一方には制限をせずに餌を与え、もう一方にはカロリーを30%減らした餌を与え続けた。20年後に、好き放題に餌を食べたサルの半分(5割)は死んでしまったが、カロリー制限をした餌を食べたサルたちは8割が生きていたのである。

さらに論文では、餌を食い放題のサルは毛艶が衰えていかにも老いた姿になっていたのに対し、カロリー制限をしたサルたちは20年経っても毛はふさふさで艶も良くて見かけが若々しく、俊敏に動き回っていたのだという。30%のカロリーオフの食事を続けてきたサルたちは、まさに、チャン・キムが言うところの『活力を一日保つことができていると感じられる』という状態を、20年後も保っていたわけである。

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