ステルスもゼクシオも! 「7番でロフト28度」がいまのスタンダード?【写真】
「一昔前の海外メーカーのアイアンは極端なグースネックになっていたり、ボッテリした形状になっていたりしていて、構えたときの『顔』に違和感があったと思います。日本人ゴルファーにとっては構えた瞬間に“ナシ”だったので、試打をする段階までいかないメーカーもありました。でも、今はどのメーカーのアイアンも日本人好みのシャープな顔になっていて、『P790』や『i525』などは顔の良さが評価されたことで、よく売れています」
―顔以外に、売れるようになった理由は?
「最近のアイアンヘッドは中空構造になっていたり、異なる素材を組み合わせていたりして、ドライバーヘッドに近い複雑な構造になってきました。そうなると、ウッドのテクノロジーで優位性が高いテーラーメイドやキャロウェイは機能的に優れたアイアンを作れるようになってきたと思います」
かつてのアイアン選びは、国内メーカーが得意とする「顔と打感」がキーワードだった。しかし、複数のゴルフショップの店長に話を聞くと今は「顔と飛距離」になってきたそうだ。海外メーカーのアイアンは、まさにそこが進化している。