そのまま病院に直行し受診。治療は炎症を抑える薬を服用するのみ。そして、およそ16時間、たっぷりの睡眠を取って、ラウンドできる程度までに体調は回復した。そこで、病院で受検したPCRの陰性結果と「咽頭炎」という診断書を大会当日ディレクターに提出し、欠場理由が『止むを得ない理由』と判断され、出場許可を得た。
「自己管理をしっかり努めないといけないと思います」。プロアマ戦を欠場するのは初めてのこと。プロアマ戦当日には、ラウンドする予定だったアマチュア、代わりにプレーすることになった富村真治、そして主催者に挨拶をし、「埋め合わせをしたい」ということも申し出たという。
「このあと3日間もどうなるか分からない」という不安もまだ残っているが、そのなかで3位タイという成績でスタートさせた今大会。体調も、そしてゴルフの調子も、右肩上がりにしていきたい。(文・笠井あかり)