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女子は数年、男子は30歳まで面倒を見る? 『クラブ提供』の男女の違い【アマチュア担当に聞く】

女子は数年、男子は30歳まで面倒を見る? 『クラブ提供』の男女の違い【アマチュア担当に聞く】

所属 ALBA Net編集部
ALBA Net編集部 / ALBA Net

配信日時:2022年2月2日 12時30分

男子のほうがモニターとしてのサポート期間が長いのはなぜ?
男子のほうがモニターとしてのサポート期間が長いのはなぜ? (撮影:GettyImages)
ゴルフメーカーは、優秀なアマチュアゴルファーに対し『個人モニター制度』により用具の無償供与をする。この時の繋がりによって将来プロになったときに自社との契約に繋げるわけだが、当然、この目論見がすべてうまく運ぶわけではない。中には期待通りの成長を遂げられず、なかなか試合に出られない選手もいる。このとき、メーカーはサポートの終了という決断をするわけだが、どういった経緯を踏んで打ち切りとなるのかを、ブリヂストンスポーツのアマチュア担当者に聞いた。すると、モニター終了に至るまでのモラトリアム期間に、かなりの男女格差があることが分かった。

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「当社に関して言えば、以前は男子が圧倒的に多かったのですが、近年、女子がかなり増えてきており、まだ男子が若干多いものの、ほぼ均等になりつつあります」(アマチュアゴルフ担当:以下同)

これほど女子プロ人気が隆盛で男子プロ不人気が続く状況がある中で、未だに男子のモニター選手が多いというのはいかなる事情があるのだろうか。

「まず、男子に比べ身体的に早熟な女子は、総じてプロデビューが早い傾向にあります。また、女子は高校を卒業してプロテストを受けて合格しなかったら、早い段階でプロになることを諦めてしまう選手も多いんです。基本的に女子はプロテストを通らないとツアーの試合に出られない制度になった事情もあるので、その傾向は強いですね。その点男子は、まず大学に行って実力をつけて、プロテストやQTの成績がよくない場合でも、ゴルフ場の研修生になるなどして再挑戦を続ける期間が長い。それがサポート人数やサポート期間の男女差に繋がっています」

男子の場合、QTのセカンドステージ通過者はツアープレーヤーとして認められ、プロを名乗れるが、試合に出られなければプロ契約をしているメーカー側のメリットは少ない。そのモニター解除に至るまでのモラトリアム期間だが。

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