金谷拓実のドライバースイング【連続写真】
■昨シーズンは賞金ランキング2位も、最初の目標は達成できず
金谷の昨年末時点での世界ランキングは50位。ギリギリ滑り込んでマスターズの切符を手にした。これ以上ないくらい順調に思えるプロ生活のスタートに思えるが、金谷のなかでは悔しさが残っていた。
「最初はやっぱり海外の試合で結果を出して、ツアーカード(出場権)を獲ってというのをイメージしていました。最後のほうは『賞金王は?』とよく聞かれましたけど、目標を切り替えるのが難しかったですね」
昨年、金谷が出場した海外メジャー、「全米プロゴルフ選手権」、「全英オープン」はともに予選落ち。その2試合を除く、欧州男子ツアーには4試合に出場して予選落ちはなく、「オメガ・ドバイデザートクラシック」では9位タイ。米国男子ツアーには3試合に出場して予選落ち2回、日本開催の「ZOZOチャンピオンシップ」では7位タイと気を吐いた。しかし、金谷が一番の目標としていた海外ツアーの出場権には手が届かなかったのだ。
