ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

国内男子ゴルフ JGTOツアー

日本ゴルフツアー機構(Japan Golf Tour Organization)主催ツアー

松山英樹、石川遼と比較され続けた男 ツアー参戦8年目の初優勝に思いが溢れた【2020-21年“涙のワケ”】

松山英樹、石川遼と比較され続けた男 ツアー参戦8年目の初優勝に思いが溢れた【2020-21年“涙のワケ”】

配信日時:2021年12月21日 07時30分

次の最終日最終組は、21年初戦の「東建ホームメイトカップ」。首位の金谷拓実と1打差の2位からスタートしたものの、勝負所のパットがまったく決まらず、またしても初優勝を逃す。「ショットは悪くなかったけど、パッティングがショートしていた。きょう優勝したかった。次の優勝争いのときは大差で勝てるようにしたい」と悔しさをあらわにした。

そして、4打差の首位で再び巡ってきた日本ゴルフツアー選手権の最終日最終組では、要所でのパットが光り、最終的には2位に5打差をつけて圧勝。「本当にこの初優勝が遠くて、呪縛じゃないですけど、本当に勝つまで苦しかった。その荷物をやっときょう下ろせた」と優勝会見ではホッとした表情を見せた。

「4打差が逆にプレッシャーでした。『4打あって勝てなければ、もう勝てない』と思いたくもなかったんですけど、どこかに(その思いが)あって、プレッシャーでいっぱいでした」。木下は前日の夜9時半に就寝したが、朝4時に起きてからは寝られなくなり、一人プレッシャーと戦っていた。スタートの10時45分まではまだ6時間以上あった。

木下は押しつぶされそうなプレッシャーをどうコントロールしたのか。

「きょうは集中しすぎないでおこうと思っていた。周りを見ながら、キャディさんとしゃべりながら、どれだけプレッシャーを逃がすかがきょうの課題だった」。その言葉の通り、12番ではグリーン脇で見ていた小学生くらいの少年にボールをプレゼント。プレッシャーのかかる状況でも木下にはしっかり周りが見えていた。

「あの子が2番ホールにもいて『ナイスバーディ』って声をかけてくれた。12番ホールにもちょうどいたので、気持ち的にはいっぱいいっぱいになりかけていたんですけど、ボールをあげたことでちょっと落ち着けたかなと思います」。さらに、「思い込みかもしれないですけど、ボランティアのみなさんも含めて、ほとんどの方が僕を応援してくれて、それがすごく力になりました」とギャラリーの声援を力に変えてプレッシャーをやりすごし、涙、涙の初優勝となった。

関連記事

読まれています

JGTOツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト