「(優勝の意識は)今はないです。いい位置にいたら高まっていきます。いなかったらふてくされているだけです」と再び岩田節。今年の「中日クラウンズ」では、最終日に「63」をマークして逆転優勝を飾っている。また、2015年の「全米プロ」では、当時の4大メジャー最少ストロークの「63」をたたき出すなど、気持ちが入ったときの爆発力は折り紙付きだ。ゲームの流れの中で心の準備をする。
この日のスタート前は、練習グリーンに居合わせた3人でグータッチをした。「“じじい”3人が集まってる。そろそろ加齢臭がするんじゃないかって言って(笑)」(宮里)。決して激励をしたわけではないが、自然と出たグー。経験と技術が生きるコースといわれるだけに、ベテラン3人が華麗なゴルフで大会を盛り上げる。
