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“2週間ルール”って大丈夫? 米ツアー初のコロナ感染から1年、日本の対応はどうだったのか

“2週間ルール”って大丈夫? 米ツアー初のコロナ感染から1年、日本の対応はどうだったのか

配信日時:2021年4月20日 12時02分

また、日米で大きく違うのが事前の検査。PGAツアーの場合、選手は会場入りした初日に必ず検査を受検し、試合ごとに検査を受け陰性を確認するリストバンドを配布。このバンドがなければ、選手もコースには入れない。

ところが、現在の日本ツアーでは“2週間ルール”が適用されるケースが多い。大会ごとの規定によって異なるが、基本的に1度のPCR検査結果が2週間有効になっている。今回「東建ホームメイトカップ」で陽性者が確認されたが、翌週の「関西オープン」でも、現段階ではこの2週間ルールが適用される予定で新たな検査は実施しないとしている。

初日にキョンテと同組でプレーした時松隆光は、第2ラウンドの途中でキョンテの陽性を知らされたが、濃厚接触者にはあたらないとされたため、そのまま続行。ラウンド後に受けた検査で陰性が確認されたが、「知らされた時点でプレーをやめたほうがよかったのかとも思いました。周りの人にも迷惑をかけるかもしれないし、申し訳ない。翌週についても、もう一度出場を考えようかと思っています」と話していた。JGTOの判断に従った時松だが、動揺が走ったのは間違いない。

検査費用は選手やキャディでも、大会によっては検査費用を一部または全額負担となることもあるため負荷も大きいし、もし感染者が出てしまった場合の対策費用などは主催者、JGTOにとっても負担はかかる。しかし、全選手や関係者、そしていつかファンが安心して会場に戻るためにも、チェック機能、有事のマニュアルの再整備など、まだまだ改善の余地はありそうだ。

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