「厳しいセッティングほど気合が入る」丸山大輔が単独首位で最終日へ

＜アジアパシフィック パナソニックオープン　3日目◇24日◇琵琶湖カントリー倶楽部 栗東・三上コース(7,005ヤード・パー71)＞

　滋賀県にある琵琶湖カントリー倶楽部を舞台に開催されている「アジアパシフィック パナソニックオープン」の3日目。この大会では09年に優勝、昨年は3位タイと相性がいい丸山大輔がこの日3つスコアを伸ばして単独首位に浮上した。

丸山大輔の今季成績

　丸山は前半をイーブンパーで折り返すと、後半10番でバーディを奪取。13番パー3では10メートルのバーディパットをねじ込むと、終盤の16番パー5では2オンに成功。イーグルは逃すが着実にスコアを伸ばし、トータル8アンダーでホールアウト。4位タイから首位に順位を上げ最終日に挑むこととなった。

　「厳しいセッティングになると気合が入る。きっちり狙ったところに打たないとバーディが獲れないコースが好き」。難コースほど集中力が高まる丸山にとっては相性のいいこの大会。2年ほど前から契約メーカーのドームが運営するスポーツジムでトレーニングを重ね、プロ野球やスキーなど他のスポーツ選手からも影響を受けている。その中でも日本ハムのダルビッシュ有投手の体を見て「一番トレーニングをやっている選手が一番強いのかな。挨拶をする程度だけど、気迫を感じる」といい刺激を受けているようだ。「今年で40歳だけど若手に負けてないのは体のケアが大きいと思う」このトレーニング効果でタフな4日間を乗り切るつもりだ。

　明日については「前半から差を広げていきたい。強い気持ちを持って攻めていきたい」と気合十分。2年ぶりとなるツアー通算3勝目に向け、前半からアクセル全開で最終日に臨む。