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契約フリーの片山晋呉はクラブに「100万は使った」 昨年買って良かったクラブとは?

契約フリーの片山晋呉はクラブに「100万は使った」 昨年買って良かったクラブとは?

所属 ALBA Net
下村 耕平 / Kohei Shimomura

配信日時:2021年1月7日 17時00分

そのなかで「本当は日本のブランドで固めたい」と考えている。取材を行った昨年末時点で片山のキャディバッグには、ウッドとウェッジはピン、テーラーメイドタイトリストキャロウェイの海外ブランド、アイアンのみ国内ブランドのスリクソン『ZX5』が入っていた。「何で日本のブランドが売れないのかなって見ているけど、大手量販店に入ったときの売り場が(テーラーメイド、ピン、キャロウェイの)3つに取られちゃうんだよね。だから売れないのかな」と分析する。さらに、「日本のメーカーにも良いクラブはいっぱいあるんだけどね。やっぱり作りが丁寧だしきれい。一個一個がちゃんとしている」ともいう。

その『ZX5』は契約フリーの片山が使用したこともあって、昨年10月の発売以降、好調な売り上げを記録している。片山は4セットオーダーして、このオフにシャフトを替えて試す予定だ。『ZX5』はピッチングウェッジでロフト44度とストロングロフトとなっている。ここで思い出されるのは『ゼクシオ』の存在。かつて片山がダンロップと用品契約していた時代、男子プロでただひとりアマチュア向けのお助けクラブ、『ゼクシオ』を使って話題となった。

「ストロングロフトといっても、いまはスタンダードじゃないかな。昔の『ゼクシオ』はピッチングウェッジでロフト45度くらいだからね。あのときよりもロフトは立っているけど球は上がる。それが全然違う」とアイアンの進化を感じている。ちなみに最新の『ゼクシオ イレブン』のピッチングウェッジはロフト42度。そうやって見ると44度のピッチングウェッジは、もはや普通なのかもしれない。片山はロフトのギャップを埋めるために、48度のウェッジを入れている。

結局、「ギアの話は特にない」と言いつつ、いろいろしゃべってくれた片山。今年はもしかしたら、キャディバッグのなかに地クラブメーカーのヘッドやシャフトが入ることがあるかもしれない。

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