なぜこんなに曲がらないのか? 石坂は現在発売中のゴルフ雑誌ALBA811号の取材にこう答えている。「インから下ろすことで、シャフトのしなりを生かしてヘッドを走らせることができますから、安定して飛ばすことができるんです」。
石坂がスイングにおいて大切にしているのが「インから下ろす」動き。具体的に意識しているのは“体の回転でクラブを引っ張る”ことで、ヘッドスピードを最大限高めつつ、安定した軌道でボールを叩くことができる。では、一般ゴルファーが真似るには?
「切り返しから、常に左手をリードさせることで一瞬の間ができヘッドが遅れて下りてきます。このとき、親指、中指、薬指の3本でグリップを握ることで、しっかりヘッドを走らせつつ、余分なフェースの開閉を抑えてインパクトすることができます」
器用な右手ではなく左手を積極的に使うことで、タメができて、スイング軌道も安定する。結果、プレッシャーのかかる場面でも安定したショットが打てるのだろう。もしいま、カット打ちやあおり打ちに悩んでいるゴルファーは、石坂のように左手を使って「インから下ろす」動きを試してみてほしい。
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