「下手すぎましたね」遼、ショットが安定せず68位タイと出遅れ

＜ブリヂストンオープン　初日＞◇21日◇袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コース(7,138ヤード・パー72)

　千葉県にある袖ヶ浦カンツリークラブ袖ヶ浦コースを舞台に開幕した、国内男子ツアー「ブリヂストンオープン」の初日。この大会で上位に入り、中国上海で開催される「WGC-HSBCチャンピオンズ」への出場権獲得を狙う石川遼は、この初日はショットが安定せず大きく出遅れてしまった。

「石川遼1打速報」で全ストロークを振り返る

　INスタートの石川は出だしの11番でボギーを先行させると、その後も13番、14番でティショットがフェアウェイキープできず、さらにセカンドが木に当たりボギーという最悪の立ち上がりになってしまう。なんとか17番でバーディを奪い2オーバーで折り返すが、後半も1番でボギーが先行。一時は4オーバーまでスコアを落とすが、上がり3ホールをバーディで締めるという明日につながるプレーをみせ、1オーバー68位タイでホールアウトした。

　「バーディは獲れましたけど、下手すぎましたね」自分に対する怒りからか会見でも終始表情が冴えなかった石川。「これだけショットが悪いのは久しぶりです」とこの日のラウンドは本人にとって不本意この上ない結果だったようだ。「フェースがかぶり気味に入って左へのミスが多かった」と修正しなければいけない箇所は認識していて、ラウンド後の練習ではレイドオフ(トップでクラブヘッドがターゲットの左を指す)の形をつくることを確認。「修正はできました。明日は楽しみです」とすでに対策はできている。HSBC出場を争う藤田寛之が4アンダー9位タイにつけているため、明日はなんとしても巻き返したいところ。「ゴルフの内容には納得できませんが、結果的に3連続バーディで終えられたのは、まだまだ上位でプレーすることを諦めてはいけないんだと受け止めてやっていきたいです」終盤の素晴らしいプレーを明日につなげ上位進出を目指す。

【初日の順位】
1位：谷口徹(-6)
2位T：小田孔明(-5)
2位T：立山光広(-5)
2位T：河井博大(-5)
2位T：丸山茂樹(-5)
2位T：池田勇太(-5)
2位T：朴宰範(-5)
2位T：高山忠洋(-5)
9位T：藤田寛之(-4)他7名