薗田峻輔、会心のラウンドに「してやったり！」

＜ANAオープン　2日目＞◇17日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(7,063ヤード・パー72)

　北海道にある札幌ゴルフ倶楽部輪厚コースで開催されている、国内男子ツアー「ANAオープン」の2日目。トータル7アンダーまでスコアを伸ばしたタイの21歳キラデク・アフィバーンラトが単独首位に立った。1打差の2位にこの日4つスコアを伸ばした貞方章男、初日1オーバーと出遅れた薗田峻輔がこの日5つスコアを伸ばしトータル4アンダーの4位タイに浮上した。

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　薗田は2番、3番と連続バーディ。さらに5番、6番でも連続バーディとすると、7番ではセカンドを直接放り込み圧巻のチップインイーグルを奪取。その後は4つのボギーなどでスコアを伸ばせなかったものの、この日のベストスコアタイの“67”で回り一気に優勝戦線に浮上してみせた。「ナイスプレーです。このコースを5アンダーで回ったのはしてやったり」と会心のラウンドを振り返った薗田。プレーオフの末に石川遼に敗れた「フジサンケイクラシック」での悔しさを晴らすチャンスが早くもやってきた。

　単独2位に食い込んだ貞方は米ツアーで活躍中の今田竜二と共にアメリカで腕を磨き、アマチュア時代にはオールアメリカンにも選ばれている実力者。ボールが沈みやすく日本選手が苦しむ洋芝にも「難しいは難しいけど向こう(アメリカ)でやってたんでその辺はアドバンテージかな」と苦にする様子はなく安定したゴルフでスコアを伸ばしてみせた。日によって吹く方向が変わる風も輪厚の特徴だが、「ホールが木で分かれてるんで読みやすいといえば読みやすいですね」とこちらもしっかり対応できている。「ミスをなくすこと。もったいないミスをなくせば上に行けると思う」そこかしこにワナが潜む輪厚を制することが出来れば日本で一気にブレイクする可能性もありそうだ。


【2日目の順位】
1位：キラデク・アフィバーンラト(-7)
2位：貞方章男(-6)
3位：J・チョイ(-5)
4位T：原口鉄也(-4)
4位T：フランキー・ミノザ(-4)
4位T：薗田峻輔(-4)
4位T：白佳和(-4)
8位T：岩田寛(-3)
8位T：山形陵馬(-3)
8位T：池田勇太(-3)
11位T：深堀圭一郎(-2)他10名