先週の「ブリヂストンオープン」を4位タイで終えた石川遼が、10年前にプロ転向後初優勝を挙げた地で、今大会への意気込みを話した。
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ブリヂストンオープン後には「2週続けてショットがいい内容でやれているのは、久しくなかった」と充実の言葉を口にしていたが、今週も好調を維持している様子。「コースが変わるだけで、自分が取り組んでいることは変わらない。同じ練習を繰り返して精度を高めていく」とブレない練習が行われている。その取り組みとは「ドライバーもアイアンも、今のスイングワークがゆがまないことを意識している」というもの。何かを変える必要はなく、現在のいい部分をより高めることが目指されている。
ツアー屈指ともいわれる高速グリーンで行われるマイナビABCチャンピオンシップ。これについては「朝と夕方で硬さは変わらないかもしれないが、朝のほうがスピードは速そう。最初は12フィート以上出ることも十分に考えられる」と、ラウンドが進むにつれて起こるであろう変化も想定しプレーに臨む。
また「ラフからの球が止まりにくい。花道はそこまで広くなく、どちらかに傾斜している。また砲台グリーンも多いので、ラフから花道を使ってうまくグリーンに乗せるのも難しくなる」と話した。さらに10年前との違いについて聞かれた際もラフの違いを指摘。「強くて生き生きしている。密度が濃くなりましたね」と口にし、フェアウェイキープを攻略の一つとして挙げた。