2022年の開幕からLIVゴルフで戦ってきたヘンリック・ステンソン(スウェーデン)がDPワールド(欧州)ツアーへ“Uターン”する。
現在のLIVゴルフは年間ランキングで上位24人が自動残留の「ロックゾーン」、25~48位が再契約は任意の「オープンゾーン」、49位以下が降格となる「ドロップゾーン」に分けられている。
『マジェスティックスGC』の共同キャプテンをつとめていたステンソンは最終戦を22位で終え個人戦49位でシーズンを終了。この結果「ドロップゾーン」行きになった。来季をLIVゴルフで戦うためには、アジアンツアー「インターナショナルシリーズ」での優勝、もしくは1月の予選会「LIVゴルフ・プロモーションズ」で出場権を得る必要がある。
そこで49歳のベテランはDPワールドツアーへのUターン出場を選択。未払いだった『罰金』を支払い、非公開の『出場停止処分』を経て復帰資格を得たとDPワールドツアーが認めた。
2016年、ロイヤル・トゥルーンで行われた「全英オープン」をフィル・ミケルソン(米国)との戦いを制して勝利。しかし22年にLIVゴルフに移籍したことから、同年のライダーカップ・欧州チームキャプテンから外れることとなった。23年にはDPワールドツアーのメンバーから脱退している。そのためDPワールドツアーには「レジェンドカテゴリー」で出場する。(文・武川玲子=米国在住)
