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ローリー・マキロイが欧州ツアーで復帰 腰を痛め「まだ100%ではない」

2016年大会覇者として臨むローリー・マキロイは、開幕前に公式会見に臨み、いまの体の状態について話した。

所属 ライター
武川 玲子 / Reiko Takekawa

配信日時:2023年9月7日 09時30分

<ホライゾン・アイルランドオープン 事前情報◇6日◇ザ・Kクラブ(アイルランド)◇7350ヤード・パー72>

ローリー・マキロイ(北アイルランド)は多忙な9月を迎えている。DPワールド(欧州)ツアー「ホライゾン・アイルランドオープン」の開幕前日、舞台となるザ・Kクラブで、腰の状態は「90~95%。100%には回復していない」と集まった記者に話した。

同コースで開催された2016年大会で勝利したマキロイ。7年前には最終18番パー5で残り271ヤードから3番ウッドで1メートルにつけてイーグルを奪った。「良い思い出がたくさん戻ってきた」と、コースに埋められた記念碑のプレートの写真を自身のSNSにアップしている。

2週前、米国男子ツアーシーズン最終戦「ツアー選手権」(8月24~27日)の直前、自宅のある米フロリダ州でトレーニング中に腰を痛めた。「シーズン終盤には疲れから臀部の右側が張ってくるもの」と痛みを抱えながらも4度目の年間王者を目指して参戦。しかしビクトル・ホブラン(ノルウェー)が勝利し、マキロイは4位に終わった。

その後は自宅で療養した。「5日間はボールを打たなかった」と言い、先週の土曜日にようやく調整を開始。日曜にロンドンへ出発し、現地では火曜日に再びショットを打ったという。「ツアー選手権のときのように、動きに制限がかかるほどの痛みではなく、少し注意をしたほうがいいだけ。休養が必要だった」。

マキロイにとって、これから重要といえる数週間を迎える。16年大会の勝利以来初めてとなる参戦に、地元のファンは大喜び。次週は欧州ツアーの旗艦大会「BMW・PGA選手権」(9月14日開幕、イングランド)に出場。そしていよいよ、9月最終週にはイタリア・ローマで開催されるライダーカップが控えている。「ライダーカップまでには100%、完全復帰する」と目標を掲げ、まずはアイルランド戦制覇を目指す。(文・武川玲子=米国在住)

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