ゼビオグループが運営する大型ゴルフショップ「PGA TOUR SUPER STORE」が神奈川県に初上陸。相模原市緑区に国内では14店舗目となる橋本店が9月4日にグランドオープンを迎え、3日にはメディアやメーカー向けの内見会が行われた。1日中楽しめる“ゴルフのテーマパーク”とも呼ばれるショップに、取材班が直撃取材をしてきた。
■売り場面積660坪 PGAツアー公認のゴルフショップがすごかった
「PGA TOUR SUPER STORE」とは、その名の通り松山英樹やローリー・マキロイら世界のトップ選手が主戦場とするPGAツアーが公認するゴルフショップ。広大な売り場面積にゴルフクラブやウェア、小物などゴルフグッズが豊富に揃えられており、本場米国ではゴルフファンにお馴染みだ。“本場”を継承して国内では2016年に1号店となる茨城県の「つくば学園東大泉通り店」を皮切りに、北は北海道、南は沖縄県まで店舗数を増やし、神奈川県初となる橋本店で14店舗目となる。橋本店の売り場面積は660坪のビッグスケール。取り扱いブランドは70種以上で、アイテム数は2万9000点以上というから驚きだ。
同店最寄りのJRと京王線が乗り入れる橋本駅に到着。リニア中央新幹線駅の開業に向けた工事現場を横目に歩くこと7~8分、国道16号線沿いに見慣れたPGAツアーのロゴと「PGA TOUR SUPER STORE」の大きな看板が見えてきた。運転のドライバーの目に自然と入ってくる圧倒的な存在感を放っている。
3階建ての1階部分は駐車スペース。中に入ると松山やマキロイらの写真が飾られていて、PGAツアー感を演出する。スタッフの名札も店内の掲示物はほぼローマ字というこだわり。2階はエリア最大級の品揃えのアパレルや足型計測器「Safe Size」を使用したシューズフィッティングを備えたシューズ売り場、ボールやバッグなどの小物も充実している。そして6打席のインドアゴルフスクールもあり、レッスンを受けるだけでなく、練習利用も可能という。
3階に上がると最長12メートルのロングパットも打てる大きなパター売り場が出迎えてくれる。プロが使用する最新パターはもちろん、アメリカ・カリフォルニア発のパターブランド「トゥーロン」の最新モデルや、世界75本限定のスモールバッチシリーズなどプレミアムモデルも置いてある。練習器具も使えるのでここだけでもかなり楽しめる。
当然のことながらフロアを見渡すと代表的なメーカーのクラブがずらりと並ぶ。初心者から上級者まで幅広い層に向けたセット販売や女性用、レフティ用のクラブが豊富なのは、大型店ならではだろう。またひと際目立つのがテーラーメイド、キャロウェイ、ダンロップ、ピンの4社の売り場。ゴルフフェアを彷彿とさせる大きなブースを構えている。各社専用の試打スペースもあり、最新鋭のフィッティングも無料で受けられるというのもうれしい。
ほかにも工房やカスタムフィッティングスペースもある。フィッティング用のシャフトは、大手各社の40グラム台から80グラム台まで揃え、バリエーションは他のショップをしのぐ。試打クラブの組み合わせは驚きの1万通り以上というから、必ず自分に合ったクラブが見つかりそうだ。
また、PGAツアー1勝の今田竜二や世界女子ランキング1位になったこともあるリディア・コ(ニュージーランド)がアイアンを使用して話題になった「プロトコンセプト」も勢ぞろい。浅地洋佑が使用する同モデルのウェッジも置いてある。ツアーで話題のプロトコンセプトは取扱店が少なく、試打できるショップは限られているので、これは同店ならではといえるだろう。
■マキロイタイプ? モリカワタイプ? テーラーメイドの最新フィッティングが無料!
存在感を見せるテーラーメイドのブースを覗くと、担当スタッフの方がいたので話を聞いた。国内では数か所しかない「Fitting Base」としても位置付けられている。同社が今年から始めたスイング中のフェースの開閉度合い(フェースローテーション)を数値化(クロージングレート)して、スイングを3つに分類する診断はとても興味深い。
リストターンを効かせて飛ばすHR(ハイローテーション)、リストターンとボディターンを組み合わせて飛ばすMR(ミッドローテーション)、フェース開閉が少なくボディターンを使って飛ばすLR(ローローテーション)の3タイプに分けて、先端や手元の剛性などから最適なシャフトをオススメしてくれる。ちなみにマキロイはMR、コリン・モリカワはLRだそうだ。
無理を言って取材班も体験させてもらうと、マキロイと同じMRで「体とシャフトを上手く使いながら打っているスイング」と判定してもらった。ちょっとうれしい。最初は普段使用しているシャフトで計測したが、オススメのシャフトを打ったところ、振り心地が格段に良くなり、各種数値や打点位置も好結果になった。最新のフィッティングの素晴らしさを肌で感じるとともに、数あるシャフトから迷いなく選択できそうなのはうれしい限りだ。
■店内で見つけた逸品① “禁止コース”でも使えるスタンドレスのサブバッグ
気分よくフロアを歩いていると、国内のショップではあまり見かけないブランドのキャップやヘッドカバー、練習器具を発見。目新しいものが並んでいると心が躍る。なかでも目を引いたのが、「キャディバッグに入るサブバッグ」がうたい文句のGINO「BAG-IN CLUB CASE」。5~6本収納が可能なサブバッグだ。
最近は2打目以降、グリーン周りまで4~5本のクラブを入れて手軽に持ち運べるサブバッグの使用者が増えているが、ほとんどはスタンド付き。グリーン上でスタンドを立てる人もいて芝への影響が問題視されて、最近はスタンド付きのサブバッグを禁止するゴルフ場も増えている。このサブバッグは、スタンド付きのものが禁止されているゴルフ場でも使用できるのが特徴だ。キャディバッグにすっぽり収まるので、カートの積載場所にも困らないのも利点だ。
また、高級車や高級家具などにも使用される高級マイクロファイバーレザーを採用しており、本革のような滑らかな質感で高級感がありながら防水性、耐久性に優れている。朝露で芝が濡れてサブバッグが重くなるという声もよく聞かれるが、その心配もないという。日常で数本持って練習場にいきたいときにもちょうどいい。
■店内で見つけた逸品② 高性能でも手頃な距離測定器「BLUE TEES」
さらに歩き進めると距離計測器コーナーがあった。プロゴルファーも試合で使用できるようになるなど、アマチュアも持つのが当たり前の距離測定器。定番のブッシュネルなどはもちろんだが、国内ではあまり見かけない「BLUE TEES」が中央に陣取る。
充電式の『3MAX+』(3万円台)とハイエンドモデルの『4 ULTRA』(5万円台)の2種類があった。『4 ULTRA』は1200ヤードまで距離測定が可能で、フラッグロック機能や競技対応のスロープ機能も搭載とツアープロが使用するモデルと同等の機能が備わっている。広大な売り場なのでいたるところの距離を測ってしまったが、手に収まりのいい素材とデザインで、手ブレせず目標物に当てやすい。視認性に優れたOLEDディスプレイは、視力が衰えてきてもとても見やすい。プロキャディも認める高性能ながら手頃な価格がうれしい限りだ。
同列される『PLAYER+』という、見慣れない商品も。アプリと連携したGPSタッチスクリーン搭載ゴルフスピーカーだった。通常のスピーカー機能に加えて、ドライビングディスタンスの表示、音声のよる残り距離の案内など、コース内で音楽を聴きながら残り距離を教えてくれる。これ一台で新しいスタイルでプレーを楽しめそうだ。
■駅から歩いて行けるゴルフのテーマパーク 無料の“体験”で時間はあっという間に過ぎる
入店してからフィッティングを受けて商品を軽く見ているだけで、あっという間に2時間以上が経っていた。最新クラブを試打したり、練習器具を見たり、足型計測をしたり……まだまだやりたいことはたくさん。そう思わせるのが同店の狙いでもある。
「ウェアはもちろんですけど、クラブやシューズのフィッティングなどすべて無料でできます。スクールでは体験レッスンも無料です。まずは全部ひと通り体験してもらいたいです。店内を1周して、一日遊んでいっていただけたらいいかなと思います」と話すのは倉田大樹店長。「品揃えの豊富さに加えて、駅から歩ける大型店舗というのも一つの特徴です」と、車でも電車でもいけるのはうれしい。
ただのゴルフクラブを買いに行くゴルフショップではない。ゴルフの上達につながるフィッティングを気軽に体験でき、最新機器を使ったスクールはPGAティーチングプロらが丁寧に教えてくれる。スクールの会員になれば練習打席としても利用できる。ギアとスイングの両面でスコアアップできるのも、大きな特徴だ。朝から晩まで店内にいても十分に過ごせる。ゴルフのテーマパークといわれる理由がよくわかる内見会だった。オープンから9月27日まではセールも行っているので、一度足を運んでみてはいかがだろうか。