木村怜衣

父の勧めで8歳からゴルフを始め、2014年「東北中学校ゴルフ選手権」や17年「ダンロップ女子オープン アマチュア選手選考会」で優勝し、頭角を現す。ゴルフの強豪校である東北高校を卒業。

2020年ごろから椎間板ヘルニアを患った。22年には日常生活に支障を来すほどの痛みに悩まされ、挑戦したプロテストでは一次で敗退。この頃、プロゴルファー北田瑠衣との縁から青山充コーチの指導を受けるようになり、紹介された病院で新しい治療法を試みる。

治療が功を奏し、2023年には復調。6度目のプロテストで見事に合格し、24年のルーキーイヤーを迎え、ステップ・アップ・ツアーを主戦場に奮闘している。

2024年4月には、変形性膝関節症や腰椎椎間板ヘルニアなどの医薬品を手がける科研製薬とスポンサー契約を結ぶ。同社がプロアスリートとスポンサー契約を結ぶのはこれが初めて。

木村の一番の武器は飛距離。最大で280ヤードを飛ばし、ヘッドスピードは最高49.4m/s、平均46m/sを記録している。公式インスタグラムでは、試合報告やツアー中に宿泊したホテルの紹介などを投稿しつつ、ファンやスポンサーへの感謝をこまめに表している。（2024年10月11日現在）