日本では1人の選手に1人のコーチがつくのが一般的だが、米PGAツアーではスイングコーチとは別に、ショートゲームコーチがいることも珍しくない。実は日本にも、『タイトリスト ボーケイウェッジコーチ』の肩書きを持つアプローチ専門コーチ、永井直樹がいる。
石川遼はフェースをスクエアにセットし、少し右足を下げてクローズスタンスで構えるアプローチに今年から取り組んでいる。
片山晋呉がアプローチをよく見ると、左手の小指をピーンと立てて、グリップから離している。いったいどんな効果があるのだろうか?
日本屈指のウェッジの使い手、今平周吾に低く出てギュギュッと止まるスピンアプローチを突撃取材。スピンをかけようと思ってもかからない人は、左手首の使い方を変えてみるといい。
プロや上級者のウェッジを見ると、斜めに打痕が付いていることが多い。フェースを斜めに使ってスピンをかけているのだ。今年の「全米シニアオープン」で2位に入ったアプローチの名手、藤田寛之にスピンが入るウェッジの使い方を教えてもらった。
「ゴルフスイングには表と裏がある」。YouTubeで魔法のようなウェッジさばきを見せる伊澤秀憲は語る。アプローチでフェースを開いて構え、それを閉じながらインパクトする『表打ち』に対し、フェースが左を向くくらい閉じて、それを開きながらインパクトする『裏打ち』。プロテスト合格を目指す藤川玲奈に伊澤が『裏打ち』をレッスンする。
YouTubeで魔法のようなウェッジさばきを見せる伊澤秀憲が、バンス18度のお助けウェッジで打つスピンアプローチを紹介。
『アプローチの神』や『ウェッジの天才』と呼ばれる伊澤秀憲にスピンアプローチの打ち方を聞くと、「フックグリップで握ることがすごく大事」という。
低く出てトントンと2、3バウンド目に芝を噛み、まるで生き物みたいにギュギュッとブレーキがかかる憧れのスピンアプローチが打ちたい。『アプローチの神』や『ウェッジの天才』と呼ばれる男、伊澤秀憲にスピンアプローチの疑問をぶつけてみた。