＜ルートインカップ 上田丸子グランヴィリオレディース 初日◇8日◇上田丸子グランヴィリオゴルフ倶楽部（長野県）◇6314ヤード・パー71＞
「8アンダーは自己ベストタイです」と笑顔を見せたのは23歳の吉本ここねだ。8バーディ・ボギーなしの「63」は自己ベストタイのみならず、大会コースレコードを更新するビッグスコア。ステップ初優勝に向けて単独首位発進を決めた。
「本当にパターがよく入ってくれました。他の試合で違う選手が何個も連続バーディを取る姿を見ていて、いつか私にも来ないかなと思っていた。気づいたら4連続という感じでした。パッティングが感覚通りに打ててないことを修正したのがこのスコアに繋がったかな」
先週行われた第8戦「ECCレディス」ではパッティングの不調もあって予選落ちを喫したが、今大会までの約1週間で調整をかけて完全復調を見せつけた。
だが油断は禁物。「2日目は初日みたいにうまくいくかわからない。今できることを頑張ります」と慎重に意気込む。今季の第2ラウンド平均ストロークは『73.875』で全体48位と結果が出ていない。まずは鬼門の2日目を攻略し、トーナメントリーダーの座を堅守する。
【そのほか上位勢のコメント】
■スタイヤーノ梨々菜（2位：-7）
「このコースは距離が短くフェアウェイが狭い。テーマは飛距離を落としても曲がらないように振り過ぎないこと。それを心掛けたのがよかったです。2日目以降は力んでしまう癖があるので力まずに。アンダーで回れるように、フェアウェイキープをして確実なゴルフをしていきたい」
■東浩子（3位タイ：-6）
「スタート前は結構しのぎ合いのラウンドになるかなと予想していました。思いのほかスコアも伸びていた中、自分もリズム良く回ることができた。ここ最近はずっと調子が悪いので『どうやったらアンダーで回れるか』ということを真剣に考えていました。いま、取り組んでいることが一歩ずつ積みあがって、ステップアップしているのを感じます。2日目は距離が長いホールを耐えて、チャンスが来たらものにすることを繰り返すだけですね」
■鬼頭さくら（3位タイ：-6）
「17番ホールで2メートルのバーディチャンスを外してしまって。それが悔しくて、18番は絶対に取る気持ちで狙っていきました。狙い通りに取れてうれしかったです。後半は風が出てきた影響もあって難しかった。初日からの雨予報で、2日目のグリーンは柔らかくなると思う。1番ホールからバーディを狙ってガツンとスコアを伸ばしたい」
■酒井美紀（5位：-5）
「調子はだんだんと上がってきている。初日はすごくツイていました。暫定球を打つホールが2回ありましたが、どちらもセーフ。神様も味方してくれたのかな。このコースは覚えやすくて、面白い。プレーしていて考えることが多いので楽しかったです。途中リーダーボードを見て、置いていかれないようにと思ったのが結果に繋がった。残り2日間もついていけるようにしたい」
■大須賀望（6位タイ：-4）
「きょうは久々にいいゴルフができました。トラブルなどもなく、内容的には80点です。緊張感は少しありましたが、初戦に比べたら落ち着いてきて自分のプレーができてきている。2日目は雨が降るかもしれないですが、慣れているので全然気にならない。最終日に優勝争いができたらいいなと思います」
