予選通過は3回で最高成績は「楽天スーパーレディース」の51位タイ。そして、後半戦の出場権を得られるリランキングで下位となってしまい、ここからはステップが主戦場となっていく。「前戦の山陽新聞レディースでは初日を2位タイで滑り出しました。最終日は天候の影響もあってか崩れてしまいましたが、レギュラーでやってきた経験が生きてくるのではないでしょうか」と期待を寄せる。
■アイアンショットの“入り”がうまい
下村が星野を始めて見たのは6月のこと。「アイアンショットのクラブの入りがすごくいいと思ったんです。精度が高い選手です」。身長は154センチと小柄な部類だが、全身を使って安定したスイングをしているという。星野自身も「パーオン率を上げていきたい」と話していたようで、ステップ3試合とレギュラー12試合のパーオン率では18%ほどの開きがあり、ここが今後の課題ともなりそう。
シーズン当初からステップに出続ける選択肢もあったが、星野はまずはレギュラーで腕を磨くことを選択した。「悩んだようですが、レギュラーに出たい気持ちが強かったようです。練習環境なども含めて技術を高めることができたそうです」。足りないものを知った上で、ここからはそれらをステップの実践でさらに磨いていくことになる。
「練習量を増やさないといけないと感じたようです。そのための体力強化としてランニングなども始めたと言っていました。練習をするための体力をつける。これがこれから生きてくるはずです」。ステップは残り7試合あるが、ここから賞金ランキングを上げていくための下地はできたといっていい。
