篠崎愛のドライバースイングをコマ送りで【連続写真】
■小さな飛ばし屋 コースに出ると抜群の存在感!
前週の大会は脇元華のツアー初優勝に終わった。昨年の「日本オープン」が開催されたコースで、「硬く締まったグリーンはパンパンに仕上がっていて、ピンも左右に振られていました。総合的に力のある選手が必然的に上位に顔を出しました」とラウンド解説をした下村が話すとおり、レギュラーツアー経験者が優勝争いに絡み、最後は脇元が勝ち残った。
そのなかで、金田久美子、西山ゆかり、吉田弓美子といったレギュラーツアー優勝経験者とともに上位に名を連ねたのが、最終日の難コンディションを制した篠崎愛(しのざき・まな)。6バーディ・1ボギーの「67」はこの日のベストスコアで、3位タイに食い込んだ。「大会前に、解説の森口祐子さんと話していたのですが、注目選手をせーので言い合ったんです。そこで一致したのが、実は篠崎選手でした」。先輩プロの目にとまった篠崎は、その期待に応えるプレーを見せた。
「技術の差がハッキリと出た最終日でしたが、篠崎選手は攻めの姿勢を崩さずに、プレーしていました。各ホールにはアップダウンがあるのですが、いろんな傾斜から先ほど言った難しいピン位置を攻め抜きました。157センチと小柄ですが、しっかりとバランスよく振れるのが篠崎選手。アライメントの取り方もできていましたし、安定感のあるスイングだなと思って見ていました」(下村)