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シーズンが統合されたことで、ステップも昨年のデータがそのまま21年に引き継がれるが、獲得賞金もその1つ。ここでは現在のレースの状況を振り返るが、その前に、そもそもステップの賞金ランキングはどのような“特典”を選手にもたらすかについて説明しよう。
まずステップの賞金1、2位には『2022年の第1回リランキングまでのレギュラーツアーの出場資格が付与』される。これはレギュラーツアーで賞金ランキング51〜55位に入った選手と同様の資格。さらに同3〜10位に入ると、『QTファイナルステージの出場資格』を得ることができる(各大会の優勝者にも同じ権利を付与)。翌年のレギュラーツアー出場権獲得の“近道”になるわけだ。
では、それも踏まえて賞金ランキングを見てみよう。現在、788万1500円の1位には19歳のリ・ハナ(韓国)が立っている。19年にプロテストを受験。惜しくもここでは正会員の資格を得ることはできなかったが、合格ラインから2打差以内につけていたことで同年のQT参加資格が与えられた。そこで60位になり、TP単年登録者として今季のツアー出場権を手繰り寄せた。そして昨年は6試合に出場し、「ユピテル・静岡新聞SBSレディース」、「フンドーキンレディース」で2勝を挙げ活躍した。
705万円の2位には昨年1勝の植竹希望が続く。レギュラーツアーでも「ゴルフ5レディス」で6位タイになるなど、才能の一端を見せた黄金世代の1人。すでにレギュラーでも884万3300円(56位)を稼ぎ出し、第1回リランキング突破が濃厚なだけに、5月以降は上のステージでの戦いに身を投じることになりそうだ。