一方、2オーバー・57位タイとやや出遅れたのが西村優菜。こちらは前半はすべてパーを並べてしのいだが、後半に入ると2バーディ・2ボギー・1ダブルボギーと一転、出入りの激しいゴルフに。この原因に挙げたのが「ティショット」。なかなか曲がりを抑えることができず、苦しいラウンドになった。それでもラウンド後の練習できっちりと調整。「ファーストとは雰囲気が違いますが、しっかりとやるべきことをやって、あすはアンダーで回りたい」と、ここからレギュラーツアー出場権圏内へと駆け上がっていくつもりだ。
他にも、この世代の選手では、澁澤莉絵留が1アンダー・15位タイと上々の滑り出し。また合格はならなかったものの、プロテストの最低合格ライン(トータル1オーバー)から2打差以内に入った権利でQT出場につなげた後藤未有は、5オーバー・83位タイからのスタート。残り3日間で、来季の前半戦フル出場ができると見られる35位以内を目指したい。(文・間宮輝憲)