タイガー・ウッズ（米国）の元ガールフレンド、エリカ・ハーマンさんがタイガーの代理人を相手どって米フロリダ州マーティン郡の第19裁判所に訴えを起こしていたことが分かった。訴訟額は3000万ドル（約40億円）で、家庭内での争議で受けた精神的苦痛に加え“ハラスメント”もあったと主張。同裁判所の記録から8日、米メディアが一斉に伝えた。
38歳のエリカさんとタイガー（47歳）の交際が始まったのは2017年。エリカさんは同年8月に“秘密保持契約”（NDA）に署名をしていた。二人の蜜月は昨年に終了しており、タイガーの自宅から追い出されたエリカさんは、昨年10月に最初の提訴を開始した。
米国では職場等でのセクハラなどについては“秘密保持契約”の条項が強制力のないものにするための法案、“SPEAK OUT ACT”が昨年12月に可決されたばかり。エリカさんはタイガーと結んだ秘密保持契約は無効と主張し、「裁判で明らかにされるべき」としている。
タイガーがフロリダ州ジュピターの自宅近くで経営するレストランでゼネラルマネージャーを務めていたエリカさんは、17年の「プレジデンツカップ」で初めてタイガーのガールフレンドとして大会に登場。私生活は公にしないタイガーだが、エリカさんはたびたびタイガーの子供たちと大会観戦する姿が確認され、タイガーのSNSにも登場していた。（文・武川玲子=米国在住）
