タイガー・ウッズ（米国）が戻ってくる。3月4日、フロリダ州ジュノビーチの名門、セミノールGCで行われる恒例の「プロ・メンバートーナメント」が開催。3月2日に組み合わせが発表されると“タイガー・ウッズ”の名前が発見された。

1920年代にドナルド・ロス設計で開場し、米国内でもトップクラスの名門プライベートクラブであるセミノールGCで行われるこの大会は、毎年多くのトッププロが参戦し、同クラブのメンバーやセレブとペアを組み18ホールを戦う。デービス・ラブ・サード（米国）は同大会を「今季の初メジャー」とも呼ぶ。

タイガーはPGA・オブ・アメリカのセス・ワーグ会長とペアを組み、昨年勝者のジャスティン・トーマス（米国）とYextのCEO、マイク・ワルラス氏チームとともに米東部時間の午前7時47分にスタートする。

タイガーは2月中旬、自身がホストを務めるPGAツアーの「ジェネシス招待」で昨年4月のマスターズ以来、10カ月ぶりのツアー復帰を果たしたが、大会2日目に体調不良のため途中棄権。インフルエンザにかかっていたことがのちに分かった。以来、実戦には出場していない。

初出場のタイガーとともに、ロリー・マキロイ（北アイルランド）は父のゲリーとペアで参戦。トニー・フィナウ（米国）はNFLのスーパースター、トム・ブレーディと、アダム・ロング（米国）はMLB（メジャーリーグ）コミッショナーのロブ・マンフレッド氏と参戦とスポーツ界の大物がずらりと並ぶ。アーニー・エルス（南アフリカ）、ルーク・ドナルド（イングランド）、イム・ソンジェ（韓国）も出場するが、昨年に引き続きLIVに参戦する選手は招待されなかった。

また、タイガーは次週行わる、過去に8度の勝利を挙げた「アーノルド・パーマー招待」にはエントリーしていない。（文・武川玲子＝米国在住）