59歳のT・ワトソンが、全英6度目の優勝に挑む！

　スコットランドにあるターンベリーを舞台に開催されている、男子メジャー「全英オープン」の3日目。初日から安定感抜群のゴルフを披露しているトム・ワトソン(米国)が、この日も3バーディ・4ボギーでまわりトータル4アンダーで単独首位に立った。

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　1977年にターンベリーで2度目の全英優勝を飾るなど、メジャー通算8勝を誇るワトソン。キャリアグランドスラム(4大メジャーすべてに優勝)こそ達成していないが、全英オープンでは5勝とリンクスとは相性がいい。熟練された技と、磨きぬかれた精神力でこの日も貫禄のプレーを披露。

　5番までパーセーブし続けていたが、6番パー3でバンカーにつかまりボギーが先行。しかし、直後の7番パー5では還暦間近とは思えない切れのあるショットで2オンに成功。イーグルこそならなかったが、バーディ奪取に成功した。9番でセカンドショットをオーバーしてボギーとしが、前半を1オーバーで折り返す。
　
　後半に入り12、15番とボギーで後退するが16、17番で連続バーディを奪い2位に1打差をつけ3日目が終了。タイガー・ウッズ(米国)は予選ラウンドで姿を消してしまったが、大会を盛り上げている。明日の最終日、59歳のワトソンがメジャー＆米国PGAツアーの最年長優勝と自身6度目の全英優勝に挑む。

　2位タイにはマシュー・ゴギン(オーストラリア)とロス・フィッシャー(米国)。トータル2アンダー4位タイにはリー・ウェストウッド(イングランド)とレティーフ・グーセン(南アフリカ)。ジム・フューリク(米国)がトータル1アンダー6位タイなど実力者も上位に顔を連ねている。

　久保谷健一は、ジョン・デーリー(米国)、ビジェイ・シン(フィジー)、カミロ・ビジェガス(コロンビア)らとともにトータル2オーバー14位タイの位置につけている。