ALBA Net  ゴルフ
ALBA Net  ゴルフ
注目!
ツアー情報

“ファイター”のパトリック・リードがマスターズ優勝 強気崩さずメジャー初制覇

“ファイター”のパトリック・リードがマスターズ優勝 強気崩さずメジャー初制覇

所属 ALBA Net編集部
高桑 均 / Hitoshi Takakuwa

配信日時:2018年4月9日 10時52分

マスターズ 最終日◇9日◇オーガスタ・ナショナルGC(7,435ヤード・パー72)>

パトリック・リード(米国)の優勝で幕を閉じた今年のメジャー初戦「マスターズ」。2位と3打差でスタートしたリードは、前半3番で初バーディを奪ったが、後半12番までで3バーディ・3ボギーとスコアを伸ばしあぐねていた。ターニングポイントは14番パー4。セカンドを2.5メートルにつけるスーパーショット。メジャーのサンデーバックナイン。しびれる展開の中で見せたファイティング魂が初優勝に導いた。

【関連動画】ギャラリー大熱狂!リードとマキロイのパット対決

「パトリックはファイターなんだ、彼は前しか見ていない。後ろに下がることができない」とは、2位のリッキー・ファウラー(米国)のリード評。中盤、スコアは足踏みしたものの、攻めの姿勢は一度も崩さなかった。「自分のゲームプランを貫くだけだった」と、持ち前の攻撃姿勢で戦い抜いた。ファウラーやジョーダン・スピース(米国)といったツアー屈指の人気者が追い上げてきても意に介さなかった。

最終組でスタートしたリード。同組にはキャリアグランドスラムが懸かるローリー・マキロイ(北アイルランド)。「1番ティに立ったとき、歓声がスゴかったけど、ローリーが来たらもっとスゴかった」と、無表情で振り返ったリード。「彼のほうが応援が多いかどうかは分からないけど、ボクは自分のプレーをするだけだった」と、堂々と18ホールを駆け抜けた。

これで米ツアー通算6勝目。過去には、ファイターらしい熱い言葉で敵を増やしたこともあった。2014年の「WGC-キャデラック選手権」で優勝した際には、「これでボクは世界のトップ5に入ったと思う。敵はタイガー(ウッズ)」と発言。選手、関係者、メディアを敵に回した。

14、16年と出場した「ライダーカップ」では、ファンをあおる言動で物議を醸した。そんな態度や言葉は、すべてが“ファイター”のリードらしいといってもいい。プロは結果がすべて。自分のスタイルに徹して結果を残したのだから、周囲を黙らせるにはこれ以上のスタイルはない。ひときわ熱い魂を持ったファイター、リード。マスターズの優勝で、また一皮むけそうな予感がする。(文・高桑均)

【この大会のニュース】

読まれています

PGAツアー 週間アクセスランキング

ランキングをもっと見る

大会情報

  1. 国内男子
    開催中
    2025年12月4日 12月7日
    ゴルフ日本シリーズJTカップ
  2. 米国男子
    開催前
    2025年12月4日 12月7日
    ヒーローワールドチャレンジ
  3. DPワールド
    速報中
  4. DPワールド
    速報中
    2025年12月4日 12月7日
    ネッドバンクゴルフチャレンジ
  5. アマチュア・その他
    開催前
    2025年12月4日 12月8日
    LPGA Qシリーズ(最終予選)
  6. アマチュア・その他
    開催中
    2025年12月2日 12月5日
    JLPGAファイナルQT

おすすめコンテンツ

関連サイト