タイガーチャージ不発！“ダブル連覇”はならず

＜全米オープン　最終日＞◇22日◇ベスページ・ステートパーク・ブラックコース(7,445ヤード・パー70)

　連日悪天候に見舞われた影響で月曜に最終ラウンドがずれ込んだ米国男子メジャー第2戦「全米オープン」。首位と7打差で残りは11ホールと苦しい状況に追い込まれていたタイガー・ウッズ(米国)は逆転にわずかな望みをかけて8番ホールから残りラウンドをスタートした。

タイガー連覇に黄信号…7打差で残り11ホール

　しかし、この日もウッズのエンジンがなかなかかからない。8番、9番をパーとすると、後半スタートの10番でボギーを叩きスコアはイーブンパーに後退してしまう。13番、14番で連続バーディを奪いギャラリーに期待を抱かせたが、直後の15番でボギーを叩くと上がり3ホールもスコアを伸ばせず、トータルイーブンパー6位タイでフィニッシュ。大会連覇＆ベスページ・ブラック連覇の“ダブル連覇”はならなかった。

　今大会はパットの不調に悩まされ、初日の出遅れを最後まで取り戻すことが出来なかったウッズ。今季「アーノルド・パーマー招待」、「ザ・メモリアルトーナメント」で劇的な逆転優勝を飾っているだけに、ファンも最後まであきらめず声援を送り続けたが、連日悪天候に見舞われたニューヨークで最後までタイガーチャージがかかることはなかった。

【最終結果】
優勝：ルーカス・グローバー(-4)
2位T：フィル・ミケルソン(-2)
2位T：デビッド・デュバル(-2)
2位T：リッキー・バーンズ(-2)
5位：ロス・フィッシャー(-1)
6位T：タイガー・ウッズ(E)
6位T：ソレン・ハンセン(E)
6位T：ハンター・メイハン(E)
9位：ヘンリック・ステンソン(+1)
10位T：ローリー・マキロイ(+2)
10位T：マット・ベッテンコート(+2)
10位T：セルヒオ・ガルシア(+2)
10位T：ライアン・ムーア(+2)
10位T：スティーブン・エイムズ(+2)
10位T：マイク・ウィアー(+2)