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予選ラウンド最大のトピックスは、ディフェンディングチャンピオンの「13」【予選で姿を消した名手たち】

予選ラウンド最大のトピックスは、ディフェンディングチャンピオンの「13」【予選で姿を消した名手たち】

所属 ALBA Net編集部
牧野 名雄 / Nao Makino

配信日時:2018年4月7日 16時36分

マスターズ 2日目◇7日◇オーガスタ・ナショナルGC(7,435ヤード・パー72)>

2018年の海外メジャー初戦「マスターズ」は予選ラウンドが終了。トップ10の13人中、メジャー覇者が8人、マスターズ歴代覇者が2人、世界ランクトップ10からは6人が名を連ね、まさに実力者がしのぎを削っている。

【関連写真】2017年、グリーンジャケットに袖を通すセルヒオ・ガルシア

首位と4打差の3位には2016年「全英オープン」覇者のヘンリック・ステンソン(スウェーデン)、5打差4位タイにはキャリアグランドスラムを狙うローリー・マキロイ(北アイルランド)と、マスターズ2勝目がかかるジョーダン・スピース(米国)。後続には世界ランク1位のダスティン・ジョンソン、同2位のジャスティン・トーマスマスターズ2勝を誇るバッバ・ワトソン(いずれも米国)、リオ五輪金メダリストのジャスティン・ローズ(イングランド)。トータル9アンダー・単独首位のパトリック・リード(米国)はツアー5勝、2打差2位のマーク・リーシュマン(オーストラリア)はツアー3勝とそれぞれ実力十分だが、これだけ経験豊かな選手が追ってきているとなれば、相当なプレッシャーを受けているだろう。

一方でオーガスタの「魔物」に飲み込まれ、2日間でオーガスタを去ることになってしまった名手もいる。

予選ラウンド最大のトピックスは、昨年覇者のセルヒオ・ガルシア(スペイン)だろう。先月には第一子となる女の子が誕生し、父となった“神の子”は意気揚々とタイトル防衛に挑んだが、初日の15番パー5で池ポチャを繰り返し、「キャリアで初めて」という「+8」の大たたき。2日目も挽回できず、トータル15オーバー・82位タイで無念の予選落ちとなった。

同じ欧州勢では、世界ランク15位のアレックス・ノレン(スウェーデン)も予選で姿を消した。欧州ツアー通算9勝を誇り、今年は米ツアーを主戦場にしている35歳。米国での勝利はまだないが、今季は2位タイが1回、3位が2回のうえに、今季の出場全7試合(WGC-デル・マッチプレーを除く)すべてで4日間トータルアンダーパーをマークする安定感を発揮していた。2度目の出場となるマスターズでも奮闘が期待されていたが、2日目に「79」をたたいて順位は急落。トータル9オーバーで自身初の予選通過はならなかった。

2016年覇者のダニー・ウィレット(イングランド)、昨年大会では初出場ながら4位タイに入ったトーマス・ピータース(ベルギー)も予選で涙を飲んだ。波乱を含みながら進行しているゴルフの祭典。残り2日間は穏やかな「凪」の時間となるか、はたまた嵐が巻き起こるのか。

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