テネシー州にあるTPCサウスウインドで開催された、米国男子ツアー「セントジュード・クラシック」の最終日。初日から首位を走っていたブライアン・ゲイ(米国)が、この日もスコアを4つ伸ばしトータル18アンダーで優勝。4月に開催された「ベライゾン・ヘリテイジ」に続き今季2勝目を挙げた。
飛距離196位のB・ゲイがPGAで勝てるワケ
安定したゴルフで4日間60台をマークし、2位に5打差をつけて優勝したゲイ。プレーの特徴は飛距離は出なくても爆発力があるというところ。ツアー屈指の“短距離ヒッター”だが、今季はフェアウェイキープ率やパーオン率で上位に位置しこれが好調の原因だとも言われている。
最終日も前半でスコアを3つ伸ばして折り返すと、後半でも耐えるところではしっかり耐え、攻めるところでは確実に攻めるという堅実なゴルフを展開。6バーディ・2ボギーでスコアを4つ伸ばし、トータル18アンダー。次週開催されるメジャー第2戦「全米オープン」へ弾みのつく勝利となった。
約1か月ぶりにツアーに復帰したフィル・ミケルソン(米国)は、3日目まで4アンダーとまずまずのスコアをマークしていたが最終日に失速。3バーディ・5ボギー・1トリプルボギーと崩れ、トータル1オーバー59位タイに終わった。