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好位置で決勝進出の片岡大育 飛ばない男が目指す“二刀流”

好位置で決勝進出の片岡大育 飛ばない男が目指す“二刀流”

所属 ALBA Net編集部
秋田 義和 / Yoshikazu Akita

配信日時:2018年1月13日 17時16分

ソニー・オープン・イン・ハワイ 2日目◇12日◇ワイアラエCC(7,044ヤード・パー70)>

昨季賞金王の宮里優作、賞金ランキング2位の小平智が予選ラウンドで姿を消す中、日本勢で奮闘を見せているのが片岡大育だ。第2ラウンドも4バーディ・2ボギーの“68”とスコアを伸ばし、順位こそ7位タイから12位タイに落としたものの、首位と6打差と、上位をキープしたまま決勝ラウンドへと駒を進めた。

【スイング連続写真】FWキープ率上位の片岡大育は再現性の高い“小回り型”

この日は午後組で10番ティからスタートした片岡。序盤はパーを並べる我慢の展開が続くも17番(パー3)で約2mにつけてバーディ先行。折り返してから3番でボギーを叩いたが、4番(パー3)でも約2.3mにつけて取り戻す展開。要所を締めると上がり2ホールで連続バーディを奪いホールアウト。「中々バーディが取れない中、17番の難しいパー3でバーディが取れた。あれで今日1日の流れがよくなった」と納得のラウンドとなった。

パー3でスコアを伸ばした形となったが、本人がもっとも評価したのはティショット。「昨日よりも安定してくれたのでやりやすかった。落ち着いてきたので明日以降も楽しみ」。そのドライバーショットは昨年の「WGC-HSBCチャンピオンズ」をきっかけに変えたものだ。

「あのときは(フィル・)ミケルソンや(ジェイソン・)デイに80ヤード置いて行かれました。もう無理、と思いましたね。もちろんずっとトレーニングはしていました。ただ、今のままじゃダメだと思ってコーチと話し合った。ドライバーの一発の飛距離が欲しいと」。昨年の国内ツアーの部門別数字を見てみると、フェアウェイキープ率が4位なのに対し、ドライビングディスタンスはなんと101位。曲がらないことに定評があったが、これから世界で戦っていく上で「変えたくないというのはありましたけど、そんなこと言ってられない」と、飛距離アップに取り組む覚悟を決めた。

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