そして、大きな故障なく2017年を戦うことができたジョーダン・スピース、ジャスティン・トーマス(ともに米国)、松山英樹、そして新人のジョン・ラーム(スペイン)らが世界ランキング上位を占めたことは、心技体すべてを良好に保った彼らの総合力の賜物だったと言っていい。
メンタル面から眺めれば、「アイツにできたのだから僕にもできる」という考え方で、相互に高め合い、上昇した「2011年ハイスクール卒業生」たちの“同期の力”にも驚かされた。
スピースとトーマスのみならず、昨季最終戦の「ツアー選手権」を制したザンダー・シャウフェレ、それにダニエル・バーガー(ともに米国)、エミリアーノ・グリジョ(アルゼンチン)、未勝利ながら力を付けつつあるパトリック・ロジャース(米国)。同期みんなで高め合う彼らの台頭も、いろんな力を寄せ集めた総合力の賜物だ。
2017年はトータルな力が大きなモノを言った1年だった。言い換えれば、これからは総合力がさらにモノを言うゴルフ界になっていくことを、如実に物語った1年だったと言えるだろう。
文 舩越園子(在米ゴルフジャーナリスト)