PGAツアーの翌年の賞金シードは125位までの選手に与えられます。いわゆるシード権とは選手にとっては仕事場を確保することです。国会議員で言うなら選挙に当選するかどうかで、先生と呼ばれ続けられるかどうかですよね?
ディープなツアーネタ満載!薬師寺広のコラム
さて、そのシード権争いですが、先週のターニング・ストーン・リゾート選手権が終了した時点で125位には昨年のマスターズ優勝のザック・ジョンソン。ですが、ザック・ジョンソンにはマスターズの優勝で2012年までシード権が与えられていますから今年シードを落としても、なんら問題はありません。
126位には2002年の全米プロ優勝のリッチ・ビーム。リッチ・ビームの今年の出場カテゴリーは昨年のマネーランク119位の賞金シードでしたから、今年はメジャーチャンピオンいえども正念場の年といえます。
131位には1997年の全米プロ優勝、ツアー19勝のデービス・ラブIII。11年間続けていたザ・ツアー選手権出場も昨年で途絶えました。今年の目標は残り試合に出場し優勝を飾ることを挙げています。