メジャー連勝へ向けて最高のスタートだ。6月の「全米オープン」を制したブルックス・ケプカ(米国)が1イーグル・4バーディ・1ボギーの“65”でラウンド。5アンダーでジョーダン・スピース(米国)、マット・クーチャー(米国)と並んで首位タイスタートを決めた。
松山英樹の初日のプレーを特選フォトでプレーバック!
世界ランク2位の松山英樹、そして地元期待のトミー・フリートウッド(イングランド)と共にティオフしたケプカは1アンダーで前半を終えると、バックナインでアクセルを踏み込んだ。11番パー4でこの日2つ目のバーディを奪うと、続く12番パー3ではグリーン奥カラーからバーディ。さらに13番パー4もバーディとして一気に上位に迫った。
16番パー4はパーパットがカップに蹴られてボギーを叩くも、圧巻は続く17番パー5。「レーキのマークがあって、ひどいライからのショットだった。キャディに3メートル以内に寄せろと言われて、幸運にもカップに入ってくれた」と、グリーン右手前のバンカーから約10ヤードを直接放り込んでイーグルを奪って首位に並んだ。
全米オープン制覇後は4週間にわたってオフを過ごした。「休暇を終えて、メンタル面でもリフレッシュできたし、プレーするのが本当に楽しかったんだ」。余裕のあるスケジューリングで、現地入りは前週の金曜日。土曜日からはさっそく練習ラウンドをスタートして、他の選手よりも多くコースをチェックできたこともプラスに働いた。「身体の調子もいい。ルーティンな生活に戻ってきたのも、気持ちいいくらいだ」と会見では余裕の表情を見せた。