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松山英樹の初Vに黄信号 近代マスターズは初日10位以内が優勝の条件?

松山英樹の初Vに黄信号 近代マスターズは初日10位以内が優勝の条件?

配信日時:2017年4月7日 12時02分

マスターズ 初日◇6日◇オーガスタ・ナショナルGC(7,435ヤード・パー72)>

海外メジャー初戦「マスターズ」は第1ラウンドが行われ、“65”で7アンダーをマークしたチャーリー・ホフマン(米国)が2位に4打差をつけて単独首位に立った。マスターズにおいて第1ラウンドを終えて2位に4打差は、1955年以降では、55年のジャック・バーク・ジュニアと並ぶ最多差スタート。強風下でいかに異次元のプレーをしたかがわかる。ちなみに、このときのバークは、最終日に80をたたくなど2日目以降に崩れて13位タイに終わっている。

水切りショットでおなじみ16番パー3を360度カメラで撮影してみたら…

また、過去80回の優勝者の中で首位、もしくは首位タイで第1ラウンド終えたのは16人(20パーセント)だ。2000年以降では、08年のトレーバー・イメルマン(首位タイ)と15年のジョーダン・スピース(単独首位)の2人しか優勝者はおらず、ここから重圧との戦いが始まる。

面白いデータがある。オーガスタナショナルGCは、これまで何度もコース改造を行い、距離を伸ばしてきたが、現在のヤーデージとほぼ同じ距離となったのが2006年。その06年以降、11人の優勝者全員が、第1ラウンドを10位以内、首位と4打差以内で終えている。しかも11人中7人は5位タイ以内と、コースの距離が長くなってからは先行逃げ切りが有利になっている。逆に第1ラウンド終了後、出遅れて逆転優勝した最大差は1990年のニック・ファルドと2005年のタイガー・ウッズの7打差だ。

過去のデータから見ると、キャリアグランドスラムを狙うローリー・マキロイ(12位タイ)やジェイソン・デイ(26位タイ)、日本人初優勝を狙う松山英樹(54位タイ)の優勝は黄色信号となる。特に松山は残り3日間、データを覆す歴史的な活躍で巻き返しを図りたい。

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